スイカ好きっ子さんの記事
2018/12/10

緊急入院

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病院に着くと、主人が私より先に来て、待っていた。
家から病院までは車で20〜30分かかるが、主人の勤務先から病院までは10〜15分ほどの距離。
私を送ってくれた近所のご夫婦さんにお礼を言うと、私は主人に引き渡された。
救急外来で受付を済ませ、車椅子に乗せられて、産婦人科の病棟まで運ばれた。
病院の窓から季節外れの花火が大輪を咲かせており、看護師さんが興奮して立ち止まった。
夏に上げられる予定だった花火が悪天候で中止になり、今頃になって打ち上げられたのだ。
赤色の花火を一瞬見た後、看護師さんは車椅子をまた押し始めた。

内診室に入ると、当直の産婦人科医のA先生が待っていた。
A先生は丁寧に挨拶をして、私の話を1つ1つパソコンに打ち込んでいた。
その後、私はベッドに横になり、お腹の様子を見てもらった。
「赤ちゃんは…と…、見づらいな。これはどっちの子の脚かな?」
エコーで双子を見るのは、慣れていないと難しいらしい。
いつも診て下さっている主治医のB先生の電子カルテを確認しながら、
双子の居場所を確認した。「この間は、この辺りだったのかな?」
「この間は、下のほうに1人いて、上のほうにこう斜めに1人いました。」
「う〜ん…。」A先生は、何とか双子たちのサイズを測り、エコー検査を終えた。

次に、隣の部屋へ移動し、お腹にNSTという機械を付けた。
赤ちゃんの心音と、母親のお腹の張り具合を見るもので、40分測定しなければならない。
看護師さんは機械を取り付けた後、部屋を出て行った。主人と2人で雑談した。
「チビ子さん、もう寝たかな?」「どうだろ?ばあちゃんと一緒じゃ寝ないんじゃない?」
2人とも、お腹の双子より、家に置いてきた上の娘を気にかけていた。
主人はおとなしく座っていたが、内心は気が気でなかっただろう。
しばらくして、A先生が現れた。「お腹が定期的に張ってますね。」
「そういえば、今日は一日中お腹が張っていました。」
「今日は入院ですね。荷物は持って来られてますか?」
「はい、念のため持ってきました。入院ですか…。」
「そうですね。しばらくお腹の張りを止める点滴をして、しのごうと思います。
せめて、あと1〜2週間は赤ちゃんをお腹に入れておきたいのでね。」
「そうですか…。」

NSTを取り外した後、私は病室へ移動した。4人部屋の4人目だった。
主人は私の入院グッズを運んだ後、静かに手を振った。
「じゃあ、また明日来るわ。」
私はベッドに横になった。左腕に点滴を繋げられた。
とうとう管理入院かぁ…。
上の娘と、初めて離れ離れになった。

出産予定日まで、あと40日。
予定帝王切開の37週まで、あと22日。
一体、何日間の入院になるんだろう…。
ただそれだけを考えていた。
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